当社のプライド

私どもはお客様に誠心誠意尽くすことで信頼を得てまいりました。今後ともこれをプライドとしてお客様に安心してお買物をお楽しみいただけるショップ運営をしてまいります。

メールマガジン登録・解除

ひと月に1回程度のお得な情報やセール情報をご希望の方は こちら からどうぞ。 For English/ 中文 speakers, Please use the link the button below. ↓

すべての商品を見る オフィシャルブログ
携帯電話からもアクセス可能 ショッピングバッグを見る お気に入りに追加
カップ & ソーサー


ことはじめ * 小さな西洋アンティークコレクション 21800 ↓
21,800円

【作品の詳細説明】

まずは、カップの写真をいくつかご覧くださいませ。1830−50年ごろの、英国における典型的なアンティークカップ&ソーサーでございます。<注:こちらのお品物、お買い求めいただけます。通常どおり、ショッピングバックに入れてください。>

皆様はこちらの作品を、いかがご覧になられますでしょうか?ハンドルの跳ね上がりがおしゃれだと思われませんか?ボディは全体的に丸みを帯びてとてもエレガントです。絵柄は、派手さを避けた小さな花をここかしこにあしらえて、あまり地味にならないよう配慮しています。その花の描き方は1800年代前半において、よく見られるもののひとつです。こちらリッジウェイの『本物の英国の伝統・花』ダヴェンポート『紫の花』、それから、200年もの『ダヴェンポート芸術の花とハンドルかくありき』もご参照くださいませ。

しかしながら、実はこちらの作品、メーカー・製造に関する情報が不明の「1800年代に典型的な窯元不詳作品のひとつ」でございます。アンティークカップ&ソーサーマーケットには、こうした詳細が不明の作品が数多く存在いたします。と申しますか、詳細不明のものの方が多いのが実情です。こちらには、1800年代の英国の窯元の事情を記してございます。

アンティークディーラーたちは何とか作品の詳細を突き詰めて、価値・価格を上げようとするのですが、そこには難しい作業が伴います。皆さん、なかなか正直に「わからない」とはおっしゃることはなさいません。そこで、よく「ヴィクトリア朝の」という形容詞で済ましてしまうこともございますね。と申しますのは、ヴィクトリア朝は1837年から1901年(ヴィクトリア女王在位期)という広い期間をカバーしますし、「聞こえ」もよろしいのでしょうね。わたくしどもでも、つい、そうしたディスクリプションを使ってしまうこともございます。弊社ではいろいろな参考資料(英国でも絶版物の参考書や市販されていない窯元のパターンブックなどもございます)と突き合わせて、できる限りのアイデンティフィケーションを試みるのですが、難しいものが多ございます。こちらのお品物も、1837年より前である可能性もないわけではなく簡単には「ヴィクトリア朝の‥‥」と断言するわけにもまいりません。

それでも、こちらの作品が1800年代のものであろうことはまず間違いありません(おそらく1830−40年頃だと思われます)。そうした判断はカップ全体のかたち、ハンドルのかたち、磁器の質、焼き加減、灰降点や貫入の付き方、裏のパターンナンバーや刻印、バックスタンプなどから総合的になされます。少し難しく聞こえますでしょうか?ほんの少しだけ経験が必要ですが、毎日写真を眺めているだけでも数週間もすれば、何となく感覚がつかめてまいります。本当に、ちょっとだけの経験で新たな世界<<本当のアンティークカップ&ソーサー・コレクション(蒐集)>>に入り込めます。楽しいですよ。

作品を眺めて自己流のお品定めをしたり、ちょっと本やインターネットで調べていると、楽しくて時間がたつのを忘れます。もしかしたら、お求めいただいた後に「これはダヴェンポートの18XX年の、パターンナンバー781番で、○○ 卿のために作られた!(十分にあり得ることですね ^^ )」などという事実が判明すると、その喜びたるや‥‥ お友達を呼んでアフタヌーンティーでそのお話を披露したくなってしまうに違いありませんね!

最近は、私共で調査の時間がなくなってまいりました事情もあるのですが、こうした調査のお楽しみをお客様にとっておくことも、ご奉仕の一環と感じるようになってまいりました。(追記:こちらのお品物を掲載して半年がたちましたところで、どうもこちらの作品のアイデンティティがわかりそうです。でも、お知らせしないで、とっておきますね、お客様のお楽しみのために。)

確かに、有名なブランド物に高めの値段をお支払いにになって、綺麗で可愛いくて安全なお品物をお選びいただきますことは楽しみ方の一つです。しかしながら、わたくしどもでは、もっと情や温かみがあり歴史があって奥が深く知的でかつ芸術的にも美しかったり可愛かったりするお品物も併せてご紹介し、皆様に <<本当のアンティークカップ&ソーサー・コレクション(蒐集)>> の楽しみを知っていただけたらと存じております。

<<本当のアンティークカップ&ソーサー・コレクション(蒐集)>> とは、わたくしどもにとりましては、まずその作品について、自分自身で知ってゆこうとすること。すなわち、その歴史や、形や、色や、出来、オリジナリティーや、世間での評価をちょっと調べてみて、今度は自分自身による評価を蓄積してゆくことでございます。さらに、その古い作品と一緒に暮らし、優しく労わっててやること、愛着や情を蓄積して行くことです。そして、最後には、そうして集まったコレクションをさらに次の世代に受け継いで行くことであろうと思っております。

少し余談になりますが、ある大学の学者によりますと、アンティーク陶磁器は今後「投資」としても、最も安全に値上がりが期待できる数少ない分野の一つだそうです。世界中がお金持ちになって、普段の生活品は足りてお金が余るようになると、こうした昔のお品物にこそ価値を見出す方が多くなるのだそうです。例えば中国では明らかにそれが始まっていますね。それはわたくしどもも実感いたします。続いて、インドやブラジルの方々が必ず参加されるようになるとのこと。皆様のコレクションを次の世代の方が受け継ぐ頃には、とても価値が上がっていると‥‥そんな期待もできそうです (^^)。

なんだか、ずいぶん偉そうなことを申しました。お許しくださいませ。わたくしどもがお伝えしたいことは、このようなアンティーク・コレクションが何ともとても楽しいということだけです。お友達と一緒に蒐集したり、お話したり、自分なりの見方を紹介したり、その器でお茶をしたり。見せびらかすというのではなく、アンティークと友達になり、一緒に暮らしてゆくという感覚でしょうか。落着きがあって、楽しく、知的で、ずっと永く、友達と一緒に楽しめる優雅な趣味だと思っております。

マーケットの片すみで、あまりケアもされずに軽くあしらわれていたりすることの多い「詳細不明のアンティークカップ&ソーサー」。大切に保護してくださる皆様のお手にお届けすることも、私わたくしどものやりがいと喜びです。多くのアンティークディーラーたちが、多少の擦れやカケのためにアンティーク作品を捨ててしまうの見るにつけ、心を痛めることが多ございます。ここ20年くらいの間にでしょうか、こうした作品群が急激に少なくなってきているように感じます(実際に捨てられています‥‥)が、さらに今後5年・10年して、本当に数が少なくなった時には、皆さん本当に後悔し始めるのではないかと思っている次第でございます。

こちらのお品物、<<アンティークカップ&ソーサー・コレクション(蒐集)ことはじめ>> にはとても向いているかもしれません。典型的な「詳細不明」作品ですし、小さな貫入や、ヘアライン、灰降点もついていて、「ああ、こういう物か」という感じがよく伝わってまいります。あまり装飾的な絵具や金彩が使われていませんので、磁器の手触り・質感もとても良く伝わってくるお品物です。もちろん、ハンドルの「跳ね上がり」がおしゃれなところも自慢になりますし、今後の「調査・研究」の大切な手がかりにもなります。まずは、なんといっても可愛らしいですよね。

アンティークカップ&ソーサーの世界にはいろいろな種類の「者」がおります。本当に伝統を重んじる「正統派」、その伝統に縛られ手少しつまらない「堅物」、何とか新しいものに生まれ変わろうという努力のみられる「伝統を超える君」、その時代のファッションに乗って人を楽しませる「アイドル」、時代を超えて何か一本哲学を持っている「本物(君)」、ただただ無心に可愛い「カワイイちゃん」、人の心を和ませる「お母さん」、大きくて存在感のある「お父さん」、奇抜なシェイプやデザインで関心をひく「変わり者」など、など、沢山いて楽しいですよ。

私どもでは仕入れのためのオークション会場で「今日は『カワイイちゃん』が多いね」などと擬人化して会話を楽しんでいます。先日、英国アンティークカップ&ソーサーの世界で最も知られているポートベローのディーラ−の一人と話しておりますと、彼もアンティークカップ&ソーサー・コレクション(蒐集)の世界は「人の社会であり歴史そのものだ」と言っておりました。どういう意味なのか、また機会を改めてご紹介させていただきますね。

どうぞ、このお品物を機会に <<本当のアンティークカップ&ソーサー・コレクション(蒐集)>> 一緒に始めませんか?これから、わたくしどものショップでは、こうした、<< アンティークカップ&ソーサー・コレクション(蒐集)ことはじめ >> に適切なお品物を順次ご紹介してまいりますね。

アンティークジュエリーについてはこちらをご覧くださいませ。

長文になりまして、大変失礼いたしました。ここまでお読みいただきありがとうございます。

【コンディション】

カップの一部に薄い貫入と灰降点が確認されます(パターンナンバーの後の写真をご確認ください。)金彩と多少の絵の擦れを確認しますが、その他にひび、かけのない良いコンディションです。小さな灰降点など、窯の中での焼き上がりのプロセスを感じさせます。アンティークらしさを感じてくださればと願っております。

【サイズ】

(最大幅): カップ口径  約100mm  / 130mm(ハンドルを含む)
       カップ高さ  約45mm
      ソーサー直径 約150mm
             

◆ こちらのお品について問合わせる
◆ こちらのお品をお友達におしえる
◆ お買い物を続ける
購入数