
【作品の詳細】
大変美しいロココ・ルイ15世スタイルのスターリング・シルバー ティーポット『宮廷の饗宴』です。左(上)の写真をクリックしていただくと大きな画像でご覧いただけます。
このティーポットは1854年(ヴィクトリア時代)にロンドンの著名なエドワードとジョン・バーナードによって作られました。

バーナードは様々な程度の装飾的な装飾を持った幅広い種類のアイテムを作り出しました。そして彼らの作品は例外的な高品質とユニークな特徴で作られたと記録に残されています。
このティーポットにはロカイユ(ロココ)様式の豪華なエンボス加工とチェイシング(又はチェイス、シルバーを道具で叩き凹凸をつけてモティーフを作る技術)に見事な職人技を見ることができます。
* ロカイユとはフランス ルイ15世の初期の統治時代における家具や室内装飾の曲線、反曲線、起伏や自然をモデルにした要素が豊富なフランススタイルの装飾で、1710年頃に始まり、1730年代にピークに達し、そして1750年代後半に新古典主義に置き換えられるまで続きました。ロカイユはフランスのバロック運動の始まりで、18世紀半ばまでにイタリア、バイエルンとオーストリアに広がりました。モティーフにはロココに代表される貝殻、花のキャスケードスタイル、ヤシ(パルメット及びアンテミオン)の葉、およびその他の自然の要素をモデルにした装飾が多く含まれています。 |
ティーポットのボディ、蓋、ハンドル及びフットに至るまでルイ15世スタイルの完成度の高いスクロールと曲線で美しく装飾されています。そして薔薇などの花のブーケや曲線を表現したボディの装飾部分の周囲にはステップリングと呼ばれる複雑な手間のかかる点描が使われています。
ハンドルはオリジナルの象牙の絶縁体が使われています(ハンドルに熱を伝導しないように)。ベースには、メーカーのマーク、日付マーク、ロンドンのアセイ、そしてライオンの刻印があります。
美しくエレガントなだけでなく、貴重なヴィクトリア時代のポットをこの機会にお手元にどうぞ。優雅なティータイムをお過ごしくださいませ。

「シルバーなんて、普段使いにはもったいない」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。でも、実は毎日の暮らしにこそ、アンティークシルバーを取り入れていただきたいのです。
シルバーは使えば使うほど手になじみ、愛着が深まっていく素材です。年月を重ねるごとにその風合いが増し、持ち主だけの表情を見せてくれるのも魅力のひとつ。飾っておくだけではもったいない、そんな“育てる楽しみ”があるのです。
一見すると贅沢なものに思われるかもしれませんが、シルバー製品は、流行や季節によって使い分ける洋服のようなものでもなく、またその場限りで終わる外食のような消費とも異なります。何十年にもわたって使い続けることが出来る、まさに一生ものの品です。
丁寧にお手入れをして、お子様やお孫様の世代へと受け継いでいくことも出来ますし、時を重ねたものほど、むしろその魅力や価値が深まっていく側面もございます。
「特別な日だけ」ではなく、日常の中でこそ、アンティークの美しさと心地よさを感じていただけたらと思います。ぜひお気に入りの一点を、毎日の暮らしに取り入れてみてください。
シルバーのホールマークについてお勉強なさりたい方はこちらの著書をおすすめいたします。
【コンディション】
へこみや目だった傷などのない美しいコンディションとなります。内部も清潔で、漏れもございません。
【サイズ】
幅:約27.5cm(ハンドル含む)
奥行:約17.5cm
高さ:約22.5cm
重量:約807グラム
容量:約1,700cc
当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。
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