【作品の詳細】
英国の銘窯 ウースター (チェンバレン)のとても古くて(1790年から1795年頃)、希少かつ貴重なティーボウルです。ティーボウルとは、ハンドルのないティーカップと言ったところです。
英国に紅茶が入ってきたのは1662年にチャールズ2世の元にキャサリン・オブ・ブラガンザ(Catherine of Braganza、1638年11月25日 - 1705年11月30日)がポルトガルより嫁いできた時に紅茶と砂糖を持ち込んだのが始まりとされています。
チャールズ2世妃となったキャサリンは毎日紅茶を飲み、彼女が生活していたサマーセットハウスでは訪問客に紅茶を振舞っていたのでした。当時、紅茶や砂糖は超高級品でしたので、そのことはポルトガルの王女であったからこそできた贅沢でした。
当初のお茶を飲むカップにはハンドルがついていませんでした。今回ご紹介しているのはそんな時代のカップでティーボウルと呼ばれるものです。
カップにハンドルがついていないため、熱いお茶を飲むのに上のようなカップの持ち方をしていたようです。
また、熱いお茶をソーサーに移して飲んでいたため、ソーサーも深い受け皿のような形になっているのが特徴です。
こちらのカップ&ソーサーですが、はい、大変古いものでございますが、一部の擦れはあるものの、豪華な金彩が比較的きれいに残っております。
19世紀に入ってからのカップとは違い、素地が若干グレーが買っており素地の中に不純物の粒混じっていることも併せてとても古さを感じさせます。この渋い素地の感じが、本物のアンティークファンにはぐっとくるところですね。
そのような歴史やどのようにして使われていたかを考えながらお友達とアフタヌーンティーをお愉しみくださいませ。
★ その他のカップ&ソーサー
【コンディション】
ひび、かけ、艶々とした良いコンディションですが、ソーサーの裏面のみに貫入がございますので、写真でご確認くださいませ。
【サイズ】
カップの口径 約8.5cm
高さ 約5.5cm
ソーサーの直径 約13.5cm
高さ 約3cm
当店取り扱い作品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。
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