【作品の詳細】
このたびはこちらの作品をご紹介できますことを大変うれしく存じます。こうした、あまり知られていない名窯の名器をご紹介できるたびに、このお仕事を続けさせていただいてよかったなあと思います。
英国アンティークスで「発見」いたしました隠れた名窯・ウィリアム・ロウ。英国スタッフォード地域、窯業の中心地であったロングトン通りに1874年に創業しました。
ウィリアム・ロウは1874年に創業し、1931年まで活躍いたしました名窯元でございます。マークの次の写真ご参考ください。沢山の窯から煙が出ています。当時は大変誇るべき名窯だったのでしょうね。
私どもが「発掘」或は「再発見」したなどと申しますと大変おこがましく聞こえるかもしれません、お許しくださいませ。でも、私ども本当に真剣に隠れた名窯を発見し作品の保全に努めることに注力してまいりました。
ミントンやウェッジウッド、コールポートといった作品は知名度が高く、お値段も高くなっておりますので、市場において作品の保全機能が効いております。しかし無名の名窯となりますと、誰かが積極的にその良さを皆様にお知らせし、新たなブランドとしてその市場を作ってまいりませんと、あれよあれよという間に作品がないがしろにされ、その価値が歴史に刻まれることなく捨て去られてまいります。
そこで私どもは本当に本当に、努力していくつかの隠れた名窯を「発掘」し「再発見」し皆様にお伝えしているものです。例えば日本に於いて(或は世界においてもほとんど)ダヴェンポートやラドフォード、ウィリアムソンなどという窯は認識されていなかったのですが、私どもが積極的にご推薦する過程で日本の多くのお客様にその価値を認めていただけるようになりました。これは私どもにとりまして心からの喜びであり誇りでございます。
以前、 ウィリアム・ロウ『マナーハウスの薔薇』 をご紹介申し上げました。この作品は私ども英国アンティークスがどうして隠れた名窯を一生懸命探し出して積極的にご紹介申し上げるか、多くのお客様にお分かりいただける作品であると思いました。
今回の作品も同じです。今度はもうおなじみのウイリアム・ロウでございます。併せて以下の作品もご参照くださいませ。
★ 『赤いダフォダイル』
英国のマナーハウス(貴族の館)には必ず薔薇が植えられております。可憐なもの、優雅なもの、派手なもの、色々ですが、ウィリアム・ロウの選んだ薔薇は常に可憐でロマンチックなものでした。
手作りならではの灰降点がございますが、これもアンティークならではの「味」でございますね。カップを焼成する際に、現代のような電気窯はありませんでしたので、薪を焚べて焼成していました。その際にその薪が灰になって降ってきたものを灰降点と呼びます。
【コンディション】
ひび、かけ、貫入の無い美しい状態です。金彩の擦れが少し確認されますが、100~150年物のアンティークでございますので、ご寛容に願います。
【サイズ】
カップ口径 約8.5cm /10.5cm(ハンドルを含む)
カップ高さ: 約5cm
ソーサー直径: 約14cm
プレート直径: 約14.7cm
当店取り扱い作品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。
送料無料
私どもは 常に 細心の注意を払って商品を梱包し、お客様のお手元にお品物が届くまで責任を持たせていただきます。
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