
作品の詳細】
このたびは、ロシアの美しいアンティークシルバースプーンセットをご紹介できますことをうれしく思います。

6本のスプーン セットは、宝石商のロゴが内蓋に刻印されたオリジナルのフィットボックスに入っており、ボックスは前面の留め金でしっかりと閉じます。

クロワゾネは日本で言うところの七宝焼き(エナメル)にあたります。こちらのクロワゾネスプーンは、ロシアンクロワゾネの理想的な、赤、青、水色、緑、紫(マゼンタ)が美しい発色の作品です。

このクロワゾネはスプーンの裏にシルバーでフィリグリー(銀線細工)で「壁」を作り、その中にエナメルを流し込んでいるわけですから、どれだけの技術が必要になるかを考えると気が遠くなりますね。

フィリグリー細工は、アンティークジュエリー にも使われているのですが、シルバーを糸のように細くして、それをねじって模様のように仕上げた細工のことです。
スプーンのボウル部分は 金でヴェルメイユ されており、マットなゴールドが落ち着いた輝きをたたえています。

スプーンの上部とハンドル部分にもフィリグリーとクロワゾネで細工されております。ストレートなデザインの部分は、フィリグリーの中に緑と紫のエナメルが充填されているのと、トップには水色のエナメル部分があります。この細工の細かさはすごいとしか言いようがありません。
こちらのスプーンはロシア帝国時代(1899年以降)、サンクトペテルブルクの宝石商「チュクサノフ」の顧客の為に作られました。
全てのスプーンにメーカーマーク ''EO'' を確認できます。また、ココシニク84マーク(ロシア帝国時代のシルバーを意味するマークです)と、モスクワで作られたことを意味するデルタマークが入っています。

「シルバーなんて普段の生活にはもったいないわ」と仰る方もおられるかと存じますが、ぜひ普段の生活の中にこそ永く使えるアンティークシルバーを取り入れていってみてください。使えば使うほど愛着がわき、またその真価がわかってまいります。 まずはこちらのような スプーン や ケーキ・サーヴァ― などから揃えていかれるのをおすすめいたします。
シルバー製品はには このような製品 をお使いになると酸化による変色が防げて便利です。 この製品 本当におすすめです!)どんどん普段使いなさってくださいませ。
一見、贅沢に見えるシルバー製品ですが、お洋服やお食事代と違って短期間しか使えないまたは流行り廃りがあるというものではございませんので、何十年もお使いになれます。またはお子様やお孫様の代までお伝えになることが出来るものでございますね(また古くなればなるほど価値が上がってまいります)。ぜひ普段の生活にアンティークを取り入れられることをおすすめいたします。
シルバーのホールマークについてお勉強なさりたい方はこちらの著書をおすすめいたします。
【コンディション】
問題のない良いコンディションです。
【サイズ】
長さ 約11cm
幅 約2.2cm
重量 約76g(6本)
当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。

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