記:アーティストに負けじと当フォトグラファーも少し遊んでくれました。でも遊びでもないかもしれません。キャビネットに飾っておくにしても、スペースをセーブするためにこうした飾り方も悪くありません。英国式トリオのしまい方の解決方法の一つです。
【作品の詳細】
本日は英国きっての名窯、コールポートの伝統的で典型的なトリオでございますが、デザインがとても特徴的な作品でございますね。『 金彩の細枝 』のご紹介でございます。窯元を示すマークはついておりませんが、典型的なシェイプと磁胎・素地から、まずコールポートとみて間違いないと思います(特徴的な作品ですので、少し調査いたしますとアイデンティティーは確立できると思います)。
本来のトリオと言えばこのセットのように紅茶用とコーヒー用のカップが各1客ずつ、それにソーサーが一枚付くものになります。紅茶とコーヒーを同時に飲むことはないという合理的な英国の精神がそこにはあります。
カップシェイプはとても伝統的なものでございますが、アーティストは枝で遊んでみたかったのでしょうね。金彩を使って細枝を一面に広げてみました。上記の通り窯元を示すマークはないのですが,アーティストのマークが緑でオシャレについていますね。こんなに凝ったサインは見たことありませんね。
華絵も素敵です。派手ではありませんが、バランスよく全体のデザインにマッチしておりますよね。
事態と焼成具合から、おそらく1830年前後の作品と思われます。
【コンディション】
おそらく200年近く経った作品ですが、素晴らしい紺でションです。貫入、カケ、ヒビは確認されません。経年のため金彩の擦れと、華絵の色あせが始まりつつありますが、もちろんアンティークの味で、この先100年をかけてゆっくり変化するようなものでご心配いりません。とても良いコンディションです。
【サイズ】
紅茶カップ口径 約10.5cm / 13cm(ハンドルを含む)
高さ 約6cm
コーヒーカップ口径 約8cm / 11cm(ハンドルを含む)
高さ 約7cm
ソーサー直径 約14.5cm
当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前にメールにてご確認くださいませ。