【作品の詳細】
先日 サミュエル・ラドフォード を積極的にご紹介してまりますとして(例えばラドフォード 『伝統を超える試み』をご紹介申し上げました。同じように、1800年代の終わり或は1900年代の幕開けに伝統と革新の間で活躍しておりましたクイーン窯(或はロジーナ窯)をご紹介申し上げます。
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デザイン革新に挑んだ G. Warrilow による作品です。ジョージ・ワリロー(George Warrilow)はやはり名地スタッフォード地域のロングトンに窯を設立した職人でした(1887年)。
こちらの作品のマークにございますロープの中の「G」と「W」は彼のイニシャルでございますね。彼は、クイーン或はロジーナというブランド名を用いて活躍いたしておりました。ラドフォードに似て、東洋風の華絵を得意としておりました。しかしながら1800年後半からは、こちらの作品にみられますように伝統と近代化のバランスに苦心しておりました。ラドフォードは1950年代に倒産してしまいますが、ジョージ・ワリローはその前、戦前の1940年に窯を閉じてしまいます。
ラドフォードにしてもこちらのお品物(1892年から1928年頃の作品)にしても、伝統的な華から近代デザインへの移行期の作品、とても魅力的ですよね。おそらく一つの芸術分野としてくくれるくらいのものであると思います。英国アンティークスでは今後こうしたお品物を積極的にご紹介してまいります所存です。
【コンディション】
金彩・絵柄の擦がほんの少し確認されますが、ひび、かけ、貫入のないとても美しいコンディションです。
【サイズ】
カップ 口径 約8.5cm / 10.5cm(ハンドルを含む)
高さ 約6.5cm
ソーサー直径 約14cm
プレート直径 約18cm
当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。
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