【作品の詳細】
本日はちょっと珍しいブランドのカップ&ソーサーをご紹介いたしましょう。
こちらのカップ&ソーサーは英国陶磁器の郷、スタッフォードシャーのロングトンという街のハイストリートにあったハミルトン&ムーア社によって作られた作品となります。
ハミルトン&ムーアは陶磁器の会社として登記されており約150名ほどの陶工を抱えた会社でしたが、実際上はティーウェア以外、他のものは生産をしておりませんでした。それだけにティーウェアに対しては強い想いを持っていたと思われます。1844年にはティーポットのデザインで特許を取得しております。
ハミルトン&ムーアは1841年から1858年の間の短い間しか続かなかった会社ですので(後年にハミルトンとムーアが決別しました)、世の中に残っている作品が少なくあまり知られていない会社となります。
さてこちらのカップ&ソーサーをご覧ください。まず目につくのは鮮やかなブルーの色、そして金彩で描かれた花ではないでしょうか。でもよくご覧ください、カップ及びソーサーの形成の美しさ、ここにハミルトン&ムーアのこだわりを感じますね。このカップの縁の形を「スキャロップ・エッジ」と呼びますが、まさに帆立て貝のようなギザギザした形が特徴です。
またソーサーの深さがアンティークカップならではの深さですね。3cmもあり、かつて紅茶カップにハンドルがついていなかった頃は、紅茶をソーサーに移して飲んでいた時代の名残を感じます。現存する数少ないカップ&ソーサーをぜひお手元にどうぞ。
【コンディション】
約170年前に作られた作品ですが、ひび、かけ、貫入などのないとても良い状態です。
【サイズ】
カップ口径 約9cm / 11.5cm(ハンドルを含む)
高さ 約6cm
ソーサー直径 約13.5cm
高さ 約3cm
当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。記載がない限り1点のみの価格表示となっております。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前に、こちらから ご確認くださいませ。
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