アカンサスについて
アカンサス(和名ハアザミ)古来よりビザンチン建築やギリシア建築、またはゴシック教会などでもそのモティーフが使われてきました。
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アザミに似た形の葉は古代ギリシア以来、建築物や内装などの装飾のモティーフとされています。特にギリシア建築のコリント式オーダーはアカンサスを意匠化した柱を特色としています。アカンサスはギリシアの国花でもあります。
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アカンサスの葉・根・種子などが鎮痛剤・抗生物質・解毒・炎症などの薬や防腐剤として使われてきました。実のところ今日のサイエンティスト達もアカンサスの抗酸化力や抗がん剤としての利用を研究しているとのことなんですよ。また植物自体が非常に強い植物であるというような理由から不死・再生・長寿と癒しを象徴するようになったのは不思議ではありませんね。英国をはじめとするヨーロッパではこれらが、建築物だけではなく、様々なアートワークにも使われてきました。
アンティーク蒐集という趣味は、こうしてたったひとつのモティーフでさえその作品について、調べれば調べるほど奥が深いものですね。