
【作品の詳細】
こちらはサミュエル・ラドフォード による『緑の花のフラワーハンドル』でございますラドフォード「花の描き師」によるフラワーハンドル、とても珍しいものでございますね。
でも、いつものラドフォードらしさが感じられませんよね。花の「濃さ」がございません。それもそのはず、こちらはラドフォード後期、アールデコ期の作品にあたるからです。おそらく1920年頃の作品と思われます。
このころからラドフォードの作品には単純化された花の様式が多く現れます。時代の流れに逆らうかのように「濃い」花にこだわっていたラドフォードですが、1930年、40年と、時代を下るごとに単調な花の文様が多くなっていったように思います。
でも、この作品はそうした流れの最初の頃でございますね。まだ時代に迎合していません。花の絵描き師の名において「エコノミー」を要求する時代にも何とか花芸術を作り続けようとする強い意志が感じられる作品です。
このようにアンティークカップからも時代の流れを感じられますね。時に流されまいと頑張っていたラドフォードのフラワーハンドル、この機会にどうぞ。
他にもフラワーハンドル作品もございます。以下でご覧くださいませ。
★ 王室御用達 "ROYAL"パラゴンフラワーハンドルトリオ
皆さまは どのような作品がお好きでしょうか?
【コンディション】
薄い素地ながら堅牢で瑕疵がありません。とてもきれいな状態でほとんど使用感がございません。
【サイズ】
カップ 口径 約8.5cm / 11cm(ハンドルを含む))
高さ 約6.5cm
ソーサー:直径 約13.5cm
プレート:直径 約 18cm
当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クォリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前にメールにてご確認くださいませ。