【作品の詳細】
お待たせいたしました。最近はあまり出会うことのないミントン社の美しいカップ&ソーサーのご紹介です。こちらの作品は 絶版 『英国アンティークカップ抄録』にも掲載されています。
まず目につくのが珍しいカップの形ではないでしょうか?カップの足の部分(英語ではフット、和食器では高台にあたる部分)がひらひらと波うったような形になっています。
またそれに合わせるようにカップとソーサーの縁もゆったりと波を打たせているのが、お分かりになりますでしょうか?
ミントンはこちらの形を「G ベルリン・エンボス」と名付けました。ミントンはアルファベットで作品の形状の多くを命名しましたが、せっかくの美しい作品になんという味気ない名前でしょうか。たくさんの作品を世に出しているわけですから、管理上その方が良かったのでしょうね。
またエンボスはカップとソーサー本体にも立体的に葡萄の文様が浮かび上がっています。そしてその部分に金彩で葡萄の実と葉を描いていますね。もちろん薔薇のモティーフをはじめすべて手描き作品となります。
ハンドルも葡萄の枝をモティーフとした立体的な構造になっていますね。ヨーロッパでは葡萄は繁栄の象徴として使われており、縁起が良い植物のひとつに数えられます。
こちらのミントン社のカップ&ソーサーは1828年頃に製造された貴重な作品となります(作品番号837)。アンティークカップコレクターに本当におすすめできる貴重で美しい作品です。
★ その他のミントン社作品一覧
【コンディション】
ひび、かけ、貫入などのないとてもよいコンディションです。
【サイズ】
カップ 口径 約10cm /12.5cm(ハンドル含めた長さ)
高さ 約5cm
ソーサー:直径 約15cm
当店取り扱いのお品は原則として未使用品ですが、全くの新品ではございません。飾ってあった年月などにより、若干経年を感じさせるお品もございます。以上、ご了承の上、お買い求めいただきたく思います。ご注文に際しましては、写真をベースとして価値・クオリティーをご判断ください。気になる点がございます場合には、ご購入前にメールにてご確認くださいませ。